結婚指輪としての人気も高いホワイトゴールドの特徴やメリット・デメリットなどを紹介

結婚指輪の素材と聞いてプラチナをイメージする方もいるのではないでしょうか。プラチナは確かに結婚指輪の素材としては人気がありますが、実はホワイトゴールドと呼ばれる素材も近年、人気が高まっています。そこで今回はホワイトゴールドについて、その特徴や魅力を紹介する他、メリットやデメリットなども併せて解説します。

目次

ホワイトゴールドとは他の金属を混ぜている純金ベースの合金

ホワイトゴールドとは純金をベースに、銀やパラジウムなど白系の金属を混ぜて作られた合金です。他の金属を混ぜる事によって純金と比較すると高度が高くなる他、変質のリスクが少ない点が特徴となっています。ホワイトゴールドの中には白さをより際立たせるためにロジウムコーティングが施されている品物もあります。またゴールドに18金や14金といった割金の種類があるように、ホワイトゴールドにも複数の割金の種類が存在している点も特徴の一つです。特に結婚指輪などには18金や14金のホワイトゴールドが使われている他、10金のホワイトゴールドが使用されるケースも少なくありません。尚、ホワイトゴールドにおける割金は18金で約75%、14金で約60%、10金で約40%です。

ホワイトゴールドが持つ魅力とは

ホワイトゴールドの色はプラチナと似ており、気品あふれる輝きを放っているのが一つの魅力です。価格に関してはプラチナと比較するとリーズナブルな傾向にあります。また重さはさほど感じないため、普段から身に付けてもほとんど邪魔にならない点もホワイトゴールドが持っている魅力と言えるでしょう。プラチナとホワイトゴールドの色は同じ白系ですが、プラチナはどちらかと言うと落ち着いた白色となっており、一方、ホワイトゴールドは明るい白色です。ホワイトゴールドは日本人の肌に合いやすい色とも言われているので、幅広い世代に愛用されやすいでしょう。プラチナは結婚指輪としては依然高い人気がありますが、近年はホワイトゴールドの結婚指輪を選ぶ人も少なくないようです。

ホワイトゴールドのメリット及びデメリット

ホワイトゴールドのメリット

ホワイトゴールドは他の素材と比べて軽く丈夫である事から、結婚指輪などジュエリーにはピッタリな素材です。また指輪の中でも人気が高いプラチナの場合、純度が高い反面、キズが付きやすいというデメリットがあります。一方、ホワイトゴールドはキズが付きにくいため、長く愛用しやすい点がメリットと言えます。さらにホワイトゴールドはプラチナに近い希少性がある点もメリットで、結婚指輪としての価値も十分にある素材です。

ホワイトゴールドのデメリット

ホワイトゴールドを採用したリングの中には加工が難しい物もあるため、オリジナリティのあるデザインにできない点がデメリットとなっています。また複数の金属を用いて作られている事から金属アレルギーを引き起こすリスクが高いです。そのため、金属アレルギーを持っている方にはあまりおすすめできない素材でもあります。さらにロジウムでコーティングを施しているホワイトゴールドの場合、摩擦によってコーティングが剥がれ、地金の色が現れてしまい、変色してしまうケースもあります。ただ、このケースの場合、再びコーティングを施す事で対処できる可能性もあるので、購入する際、お店に確認しておくと良いでしょう。

ホワイトゴールドの正しいお手入れ方法とは

基本的に指輪は外した後、すぐに柔らかい布などで拭き取る必要があります。ただ、ホワイトゴールドに関しては、柔らかい布を使っても場合によってはキズを付けたりコーティングが剥がれてしまう可能性があるので、優しく丁寧な拭き取りを意識する事が大切です。もし、しつこい汚れがある場合は、中性洗剤を使用して洗うと落としやすくなります。また中性洗剤を水に溶かし、その中にホワイトゴールドのリングを入れて柔らかいブラシで優しくこすってもしつこい汚れを取り除く事が可能です。

ホワイトゴールドの特徴などを理解しておけば長く愛用する事も可能

着け心地が良く、様々なシーンでも違和感なく使用できるホワイトゴールドは、日常生活でも結婚指輪を着けていたいという方には最適な素材です。特徴やメリット・デメリットをしっかり把握して購入すれば長く愛用できるでしょう。プラチナも良いですが、結婚指輪の購入を検討している方は、ホワイトゴールドも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。