結婚指輪がゆがむ・まがる理由
指輪をつけていると知らぬ間に歪んだり曲がっていることはありませんか?プラチナやゴールドは金属なので歪んだりしないように思いますが、意外と軟らかいんです。純プラチナや純金は軟らかいので割り金を加えてプラチナ900やK18の合金で指輪は作られていますがそれでも鉄などと比べて軟らかい金属です。
指輪を歪ましてしまった人に聞くと、だいたいの人が「何もしていないのに勝手に指輪が歪んでしまった。」という話をします。
どこかに保管している間に歪むのであれば不思議ですがあり得ない現象です!身につけていると何かしらの力が加わって歪む可能性があります。歪んでしまったことに気付かずにそのまま過ごしてしまい、後日歪んだことに気付いて何もしたないのに。と言うことになったのでしょう(^^;)
指輪が歪む原因
指輪が歪むための原因は大きな力が加わった事によります。その原因は以下のようにいくつか考えられますが、これ以外にも色々な原因があると思います。
- 重い荷物を持ち上げた
- 自転車のハンドルを強く握った、または急ブレーキをかけるために強く握った
- 仕事で重いカバンを持ち歩いた
- スーパーの買い物でペットボトル飲料など沢山購入し、その袋を持ち歩いた
- 電車、バスの釣り革や取っ手を強く握った
- 胴上げをした
- 手打ち太鼓を叩いた
このような動作は日常の中で知らぬ間に行われます。その為に歪んだことに気付かずにそのまま過ごしてしまい後日気付く事になるようです。下の2つの胴上げと、太鼓を叩いて歪む原因はまさかと思われますが実際にあった話です。指輪は指で思いっきり握っても歪まないくらいの固さはありますが、思わぬ動作で大きな力が加わり歪んでしまうので注意が必要です。
以上が指輪に大きな加わって歪んだ原因ですが、指輪本体の作りにより歪みやすいという事もあります。
- 純プラチナの指輪
- かなり細い、もしくは厚みが薄い指輪
- サイズが大きすぎる
冒頭で純貴金属は軟らかいとう話をしましたが、品質をアピールするためにプラチナ1000(純プラチナ)を売りにした結婚指輪がありますがすぐに歪んでしまうので絶対に購入は避けた方が良いです。
これも実際にあった話ですが、品質をすすめられてプラチナ1000の結婚指輪を購入したらすぐに歪んでしまい直しにお店に持ち込んだそうです。そこで直してもらったのですが、やはりまたすぐに歪んでしまったそうです。何度か直しに持ち込むことになりその都度直してもらったそうですが、頻繁に歪んでしまうので結局プラチナ1000の指輪をプラチナ900にして指輪を作り直してもらったそうです。指輪の直しは無料でしたがプラチナ900に作り直すには加工料を請求され思わぬ出費をしたそうです。
またネット通販などでは安くするために指輪の幅を細く、厚みを薄くしたものが販売されています。通販サイトの写真では大きく写っているので解りにくいですが手元に届いた実物はペラペラの厚みの華奢な指輪でした。プラチナ900だったとしてもやはり細すぎる、薄すぎるでは歪みやすいのでよく見て購入する事が必要です。
さらにサイズがピッタリサイズよりも大きすぎると歪みやすいようです。指と指輪に隙間が大きく空いていると余分な力が加わりやすいのが原因のようです。
歪んだ指輪を直すには
歪んだ指輪をそのままつけていると最悪の場合抜けなくなってしまうことがあります。そうでなくても歪んだ指輪は見た目も良くないですよね。やはり元のキレイな円に直しましょう。
自分で直すには指輪を直すための道具を購入する必要があります。直す方法はリング棒に指輪を入れて木槌かプラスチックハンマーなどで叩いて直します。リング棒とは指輪のサイズを測るための棒で、金属製のものが必要です。
このようにリング棒と木槌などが必要になるので、その出費を考えたらお店に持ち込んでプロに直してもらうのが安くてキレイに直ります。購入店などであれば無料で直してもらえる事が多いです。自分でやってみたいという人は自分でやってみても面白いかもしれませんが、もともとS字型やV字型のカーブした指輪や、ダイヤなどの石が埋めこまれた指輪の場合は石が外れたりする可能性があるのでお店で直してもらいましょう!