結婚指輪のメンテナンス

結婚指輪は日常ずっとつけっぱなしなので長年身につけていると宝石の輝きが無くなってきたり、指輪の表面がくすんだりしてきます。経年劣化によってどうしてもキズなども入りますが出来るだけキレイな状態を保ちたいものです。

ここでは自分で出来るメンテナンス方法や、ショップに持ち込んだ場合のメンテナンスをご紹介します。

目次

汚れくすみの主な原因

結婚指輪の汚れやくすみの主な原因は汗や化粧品、洗剤などがついたまま放置したために汚れとして隙間などに固まった汚れです。ダイヤモンドなどを埋めこんだ場合は特に細かい隙間があるのでダイヤの回りに汚れがつまってしまうとせっかくのダイヤモンドの輝きが失われてしまいます。また一番汚れが溜まりやすいのは内側のメッセージや品位の彫刻をした凹みです。この汚れをそのまま放置しておくと人によっては被れやアレルギーが出たりする人もいるのでたまには指輪を外してキレイにしましょう!

ゴールド系の結婚指輪の汚れやくすみ

イエローゴールドやピンクゴールドなどのゴールド(金)の結婚指輪は変色に気をつけなければいけません。汗などによって表面が酸化し茶色っぽく変色します。また、温泉の場合は温泉に含まれる硫黄に反応して茶色く変色してしまいます。この場合は業者などに頼んで研磨仕上げをする必要があります。

変色以外の汚れは自分で洗浄するなどしてメンテナンスが出来るので次の章をご覧ください。

プラチナ結婚指輪の汚れくすみ

プラチナは酸化も腐食もしない金属です。変色したように見える場合は指輪表面に色のついた汚れが付着しただけで金属自体が変色したわけではありません。

プラチナの場合はこの汚れを取るだけでかなりキレイになるので自分でメンテナンスする場合は次の章をご覧ください。

自分で出来るメンテナンス

日頃のケア

日常で出来る簡単なケア方法は汗や油が付いたまま放置せずに乾いたキレイな布で表面を拭き取ってあげます。

使用する布は出来るだけ柔らかい方が良くセーム革などがあれば一番良いです。この布にホコリなどが付着している場合はホコリが付いていない物を使用してください。ホコリの中には小さな砂の粒子のような物が含まれている場合があり、このホコリによって逆にキズが入ってしまうので注意して拭きましょう。

水洗いで汚れを落とす

日常気をつけていても化粧品や入浴時のシャンプーやボディーソープがそのまま隙間に入り込んだまま残ってしまい固まってガンコな汚れになってしまうことがあります。ダイヤモンドが埋めこまれている場合には汚れが付着すると輝きも失われてしまいます。

この場合は水洗いをします。中性洗剤を指輪に1、2滴垂らして柔らかめのハブラシで軽く擦り洗いします。細かい隙間のある場所は叩くように磨きます。この叩くようにするのがポイントで細かい隙間までハブラシの先が届き汚れを取り除きます。また、水よりもお湯で磨いた方が汚れが良く落ちます。

洗ったあとは乾いた布で水分を拭き取り良く乾かせばOKです!

洗剤洗いの注意

貴金属の素材がプラチナ、ゴールド、シルバーであれば洗剤を使った洗浄は問題ありませんが。指輪に入れている石がダイヤモンド、ルビー、サファイヤに限ります。他の宝石でも大丈夫な場合はありますが、宝石によっては弱い石もあるので念のため中性洗剤は使用しない方が良いでしょう。

ショップに持ち込んでのメンテナンス

汚れが付いただけの場合はこれまでの方法で自分でケアが出来ますが、ゴールドなどで変色してしまった場合、細かいキズが沢山ついて光沢が無くなってしまった場合などでは自分で水洗いしただけでは元に戻りません。表面を磨いてやる必要があるのでこの場合はショップに持ち込んで磨いてもらいましょう。貴金属は表面を研磨するとピカピカになり新品同様の輝きを取り戻すことが出来ます。ただし、頻繁に磨くとダイヤを留めた爪や肉厚が薄くなってしまい最悪ダイヤが外れてしまうことがあるので1年に1回程度にしておいた方が良いです。使用するとどうしても小さいキズが入るのは物理的には仕方がないので年を重ねてきた証と言うふうにとらえてその風合いを楽しむようにすべきです。長年身につけた古美術品のような風合いになり逆に味が出て良いと思います。

自分で磨く方法

ゴールドやプラチナを磨くにはバフという研磨する機械などが必要ですが、自分で研磨する方法もあります。Amazonなどで「ポリマール」と検索すると出てくると思いますが、指輪などを磨く為のみがきクロスと言う物があります。プラチナ、ゴールド、シルバー専用の物があり、これを購入して自分で磨くのも1つの手です。ショップでプロに磨いてもらうほど新品のようにはなりにくいと思いますが、自分で磨いてメンテナンスすれば更に愛着が沸き大事に出来るようになると思います。